中古を買ってさえおけば誰もが買い換えによって肥らせることができるのでしょうか。日本は土地の狭い国ですから、人口が減らない限り、土地の価格が下がるということはまず考えられません。それでも、交通の便、上下水道の有無、その他諸々の要因によって売買価格に差が出てきます。有利に売り、上手に買おうと思ったら、一番最初に自分の欲する家をよく考えて選ぶことです。私の菊名の家がミニミニ物件でも「即日完売」となったのは、都市ガス、上下水道完備で駅から五分というきわめて便利な立地条件にあったからです。
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もしこれが、やたらと不便な所にあったら買い手がついたかどうかさえ疑問です。そうすれば肥らせるどころか、値段を下げて売らなければならなかったかもしれません。私の友人である経営コンサルタントの場合は、千葉市内でありながら駅から遠いのが敬遠されたのか、売りに出してから半年も経つのにまだ買い手がつきません。また別の知人はせっかく買った都内の家がドブ川を埋めたその上に建てたものだったため、家が傾き、補強せざるをえませんでした。早く売って別の場所に越したいのですが、売りに出しても外側から大きな柱で支えた家を見た人は誰もがビックリして買う気にはなりません。知人はよく調べて買わなかったことを、今すごく悔んでいます。物件はよくよく考えて選ばないと、あとが大変です。肥らせるつもりが、あべこべにやせてしまったのでは元も子もありません。