たとえばリビングを片づけたいという人がいます。でも、それだけでは何をどう片づければいいかわかりません。そこでカウンセリング。「このリビングにいて、何が、いちばん問題だと思いますか?」と聞いてみます。「こんな狭くて、ゴミゴミしたリビング、まったくくつろげない!」毎日毎日片づけることに追われている奥様は、こう答えます。「それでも唯一、ここだけはくつろげるというところはありませんか」と、食い下がると、「ソファで昼寝をしているとき」なんていう答えが返ってきます。
[参考]
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そうなればしめたもの。「ソファに横になるとベランダが見えますよね。ベランダを眺めるのが好きなんですか?」「そうじゃなくて、この姿勢がラクなの」なおもしつこく、「横になる時間帯は?」「横になって、うたた寝?テレビ?考えごと?」などと聞いていくと、あら不思議。最初はあきらめ顔で「どこにいても幸せじゃない」などと言っていた人が、「そういえば私、こういうことも好き、ああいうことも好き」と、薄皮がはがれるように、自分がどんなことに「幸せ」を感じているかがわかってくるんです。人って(私もそうですけど)、不満なことはどんどん並べ立てることができるのに、意外と「幸せ」なことには鈍感なんです。