高断熱・高気密住宅にしたさい、吹き抜け、地下室などにつづいて、おすすめなのが屋根裏の利用です。欧米では、屋根裏もデッドスペースにせず、最初からプランに組み込みますが、日本での認知はまだ高くはありません。従来、日本の住宅は天井を設けて屋根と天井の間は、天井裏という必要のない空間でした。しかし、屋根にも厚く断熱材を充収し、防湿・気密化も徹底すると、屋根裏も一般の部屋と同じように、夏は涼しく、冬は暖かい場所として、利用ができるようになります。趣味の部屋や空が見える寝室として設けるのもよし。屋根なりの傾斜は真四角の部屋とはまた違った、わくわくするような楽しい空間にもなり、子どもたちもきっと大喜びするはずです。床や壁の仕上げなどは、新築と同時に完璧にしなくても、あとあとDIYで楽しみながらやることにすれば、当初の費用もかなり抑えられます。私の家にも屋根裏があって、二つに仕切って二人の子どもたちの部屋として利用しています。屋根の傾斜に沿った斜め天井は、なんだか外国映画に出てきそうな空間で、かねてからの夢でもありました(でも、わが家の屋根裏は少々低すぎて、ときどき屋根の傾斜に頭をぶつけてしまいますので、反省しています)。高断熱・高気密にすればするほど、平面も立体も制約が解き放たれ、どんどん自由に計画できるようになります。私たちの夢がふくらむぶん、設計者は大変でしょうが、プロの側からもぜひ、こうしたプランを提案されてはいかがでしょう。
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