リフォーム費用を安く上げたいと思うなら、むしろ家をまるごと明け渡してしまうほうがいいのです。簡単に言えば理由は三つ。第一は工事期間が延びること。一家の生活を邪魔したり、ゴミやはこりをまき散らしたり、家具にキズをつけたりしないよう気をつけて作業を進めなければならないため、場合によっては工期が二倍にも三倍にもなってしまいます。時間がかかれば当然、人件費や経費もかさみます。この費用がバカになりません。第二は養生の費用がかかること。
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養生とは、工事中に行うさまざまな手当てのことです。一般には屋根や壁を取り払った後の覆いや仮設壁などがこれに当たります。工事現場で人が暮らしていれば、防塵や防音のための養生も必要になるため、その費用が工費全体の三分の一にのぼることもあります。そして第三に仮設の費用が発生します。キッチンやバス、トイレをリフォームする場合、人が住んでいれば、当然、仮設のキッチンやバス、トイレが必要になります。これにともない、水回りや電気関係の配管を一時的に移動しなければならないかもしれません。これを切り回し工事と呼ぶのですが、実際のところ、ちょっとしたリフォーム以上に費用のかかるものです。